「お酒を少し飲んだだけで酔ってしまう…」「翌朝の二日酔いがつらい…」
こんにちは!パーソナルトレーナーの矢坂です。
お酒を楽しみたいけれど、酔いやすかったり、二日酔いになりやすい体質で悩む方も多いのではないでしょうか?実は、これらの体質は体内の酵素の働きによって大きく左右されます。
今回は、酔いやすさと二日酔いの関係について、アルコール分解に関わる酵素を詳しく解説します!
1. アルコール分解の仕組みと関与する酵素
お酒を飲むと、体内で以下のようなプロセスを経てアルコールが分解されます。
① アルコールデヒドロゲナーゼ(ADH)
- アルコール(エタノール)を「アセトアルデヒド」に分解する酵素。
- アセトアルデヒドは毒性が強く、顔が赤くなる、動悸がするなどの不快な症状を引き起こします。
② アルデヒドデヒドロゲナーゼ(ALDH)
- アセトアルデヒドを「酢酸(アセテート)」に分解する酵素。
- 酢酸は体に無害で、水と二酸化炭素に分解され排出されます。
2. 酔いやすい人の特徴と原因
ALDHの活性が低い人
- 原因: アルデヒドデヒドロゲナーゼ(ALDH)の働きが弱く、アセトアルデヒドの分解が遅い。
- 特徴:
- 少量のアルコールでもアセトアルデヒドが体内に蓄積し、すぐに酔いやすい。
- 顔が赤くなる(フラッシング反応)、動悸、吐き気などの症状が出やすい。
- 該当する人: 日本人を含むアジア人の約50%がこの体質とされています。
3. 二日酔いになりやすい人の特徴と原因
ADHが高く、ALDHが低い人
- 原因:
- アルコールデヒドロゲナーゼ(ADH)の働きが強く、アルコールが急速にアセトアルデヒドに変換される。
- しかし、ALDHの働きが弱いため、アセトアルデヒドの分解が追いつかず、体内に長く留まる。
- 特徴:
- 飲んだ直後はそこまで酔わないが、翌日に頭痛や吐き気、倦怠感がひどくなる。
- アセトアルデヒドの蓄積が原因で、長時間不調が続く。
4. 酵素の働きとアルコールの影響を比較
酵素の活性 | 酔いやすさ | 二日酔いになりやすさ |
---|---|---|
ADHが低い | アルコールの分解が遅く酔いやすい | 二日酔いは少ない |
ALDHが低い | 酔いやすい(アセトアルデヒド蓄積) | 二日酔いになりやすい |
ADHが高いがALDHが低い | 酔いやすくはないが翌日二日酔いがひどい | 二日酔いしやすい |
5. 酔いやすい人と二日酔いになりやすい人の対策
酔いやすい人の対策
- アルコール量を制限: 飲む量を減らし、ゆっくり飲む。
- 水を同時に摂取: アルコール濃度を薄め、酔いを抑える。
- 飲みやすいお酒を選ぶ: アルコール度数の低いお酒やカクテルがおすすめ。
二日酔いになりやすい人の対策
- 飲酒前に胃を保護: 牛乳や脂肪分の多い食べ物を摂取。
- ビタミンB群を補給: 卵やナッツ類を摂取して代謝をサポート。
- 翌日の水分補給: 電解質飲料やスポーツドリンクで脱水症状を防ぐ。
6. 飲む量と楽しみ方を工夫して健康的に!
アルコールの分解能力は遺伝的な要因が大きく影響しますが、飲み方や生活習慣を工夫することで、酔いや二日酔いを軽減することが可能です。自分の体質を理解し、無理なくお酒を楽しみましょう!
私について
新潟県上越市・妙高市を中心にパーソナルトレーニングをご提供させていただいております。札幌にてパーソナルトレーナーとして月間100件以上のトレーニングを提供させていただいていました。また国家資格である理学療法士を保有しており、栄養学だけでなく、解剖学・運動学・生理学・神経科学など様々な側面からお客様の理想の体への一歩をお手伝いしております。
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