「せっかく痩せたのに、すぐリバウンドしてしまった…」
「ダイエット中は頑張れるのに、元に戻ったら太ってしまう…」
こんにちは!上越市・妙高市で活動しているパーソナルトレーナー・理学療法士の矢坂です。
これまで、リバウンド防止といえば「カロリー収支」や「PFCバランス(※たんぱく質・脂質・炭水化物の比率)」が大切と言われてきましたが、新しい考え方として今注目されているのが“エネルギー流量(energy flux)”という概念です。
今日は、ダイエットが終わった後も太りにくい体をキープするために知っておきたいこの「エネルギー流量」について、分かりやすくお話していきます!
1. そもそも“エネルギー流量”とは?
エネルギー流量とは、1日を通して「どれだけのエネルギーを消費して、どれだけのエネルギーを摂取しているか」の総量を指す考え方です。
- 「摂取=2,000kcal、消費=2,000kcal」の低エネルギー状態
- 「摂取=2,800kcal、消費=2,800kcal」の高エネルギー状態
この2つ、**カロリー収支は同じ(±0)**ですが、後者の方が「活動量が多い」「代謝が高い」などの点で、体にとっては圧倒的に“良い状態”なのです。

2. なぜ“高エネルギー流量”がリバウンドを防ぐのか?
✅ 代謝が高い体になるから
運動量が多く、筋肉がしっかり働いている状態では、基礎代謝(何もしなくても消費されるカロリー)も高く維持されます。これにより「ちょっと食べすぎても太りにくい体」が作られます。
✅ ホルモンバランスが安定するから
食事量が極端に少ないと、満腹ホルモンやストレスホルモンが乱れてしまい、暴食や低体温、慢性疲労の原因に。高エネルギー流量ではこれを防ぎ、体内のシステムがうまく回る状態を保てます。
✅ 筋肉量が維持・増加しやすいから
運動としっかりした食事がセットになることで、筋肉の分解を防ぎ、体の引き締めにも効果的。引き締まった体型=太りにくい体を作る近道です。
3. 「食べる+動く」の両立がカギ!
昔のダイエットでは「とにかく食べる量を減らす」が主流でしたが、今は「食べて、動く」ことが健康的なダイエットとリバウンド防止の鍵。
たとえばこんな生活が理想!
行動 | エネルギー消費量 | 内容 |
---|---|---|
朝の散歩(30分) | 約120kcal | 日光を浴びて体内リズムも整う |
通勤や買い物など | 約150~200kcal | 日常動作でもチリツモ! |
トレーニング(30~60分) | 約300~500kcal | 筋トレ or 有酸素運動 |
日常生活(家事や仕事) | 約800~1,000kcal | 合計で2000kcal以上も珍しくない |
その分、食事もバランス良くしっかり食べる必要があります。
4. よくある間違い:「痩せたからもう運動しなくていい」
→これがリバウンドの原因のひとつです。
体重が減っても、筋肉が落ちていたら消費エネルギーもダウン。そこに元の食事量が戻れば、当然太りやすくなります。
「維持するために、動き続ける」ことこそが、リバウンドを防ぐ本質です。
5. 実際に何をすればいいの?
✅ 1日あたりの活動量を増やす
- 朝の散歩や軽いストレッチからスタート
- 週2〜3回の筋トレや運動習慣をつける
✅ 基礎代謝を支える筋肉を落とさない
- タンパク質をしっかり摂る(1日体重×1.2〜1.5gが目安)
- カロリーを極端に減らさず、バランスよく食べる
✅ 食べながら痩せる意識を持つ
- 1,200kcal以下のような低すぎる制限はNG
- 食べる量が少ないと、逆に「痩せにくく太りやすい体」に…
まとめ
リバウンドを防ぐためには、「食べる量を減らす」よりも「動いて、食べる」のが大切です。
カロリー収支だけでなく、その中身や体の状態を整えることが“太りにくい体”を作る近道。
つまり、しっかり動いて、しっかり食べる――これが本当の意味でのダイエット成功のゴールです!
カロリーを落とせばOK!運動量を増やせばOK!というダイエットは身体的にも精神的にも負担が大きく、リバウンドはおろか目標の達成そのものも難しくなる可能性があります。
今回のポイントを押さえつつコツコツ行きましょう!
私について
新潟県上越市・妙高市を中心にパーソナルトレーニングを提供しています。
理学療法士の国家資格を持ち、解剖学・運動学・生理学・栄養学などの知識を活かし、体の不調改善からダイエット、ボディメイクまで幅広くサポート。
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